You saw another man…Somebody who–
君は他の男を見た
I’ve never even met.
Someone, who even if I did meet, I’d turn around and walk the other way.
You have to believe that.
会ったことのない人よ
*もし彼に会ったとしても
背を向けて立ち去るわ
You saw another man…Somebody who–
君は他の男を見た
I’ve never even met.
Someone, who even if I did meet, I’d turn around and walk the other way.
You have to believe that.
会ったことのない人よ
*もし彼に会ったとしても
背を向けて立ち去るわ
開始7分ほどか、ここまでかなり快調に処理してきたようだが、ついにこの手の誤訳を発見。
この場面、ベンフォード夫妻が妻の見たビジョンに関して言い争っているのであるが、妻はビジョンに登場した男が患者の父親だと分かっている。夫はこれまでの情報では患者の父親ということまでは知らない。つまり、妻の知り合いかどうかまでは知らないわけだ。
妻は渦中の人物が既知の人物であるにもかかわらず、「会ったことのない人」だとして疑惑をもみ消そうとする。この部分の訳はこれで良い。
マズイのはその次。さらに Someone, who even if I did meet であったとしても「背を向けて立ち去る」と言いくるめようとする。ここをどう訳したか。「もし彼に会ったとしても・・・」と処理している。(会ったことのない)彼に背を向けて立ち去るという状況がある以上、「彼」には「会った」わけである。すなわち、ここで想定されている状況下で問題なのは、「会ったことがある/会ったことがない」(=過去の経験)であって、「会ったとしても/会わなかったとしても」(=想定時の状態)ではない。
この訳によると、ビジョンに出てきた「彼」は現時点でまだ会ったことがないが、仮にビジョンの時点までにその「彼」に会うことになっても・・・という意味になる。ところが、原文ではそうは言っておらず、someoneというのは前文のsomebodyとは別の人物(たとえば夫の友人)である。
この訳者なりの言い方で正確を期するなら、「もし会ったことがある人でも」となろうが、いかにも冗長なので別の簡潔な表現を探すことになろう。